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新規訪問店は店名が赤字になってます |
2004年12月
恒例となりかけた『阿波池田うだつ寄席』。第二回無事終了しまして翌日はみんなでうどんツアー。「ベビー用品大川」に向かう。昨年「あんたら通やないな、フォーやな。あー、スリーは数が悪い」「オタクらおもろいな〜、噺家さんみたいやな〜(ほんまもんやって)」等々さんざん言われたんが嬉しかったんか、また行きましょうってことになって。で、今回は丼、醤油、箸にネギ、完全装備してたところが、あ〜、お休み・・・。急遽「山内」に変更。ここ数年不調では、って意識あったけど、なかなかに安定感が出てきました。ピシッと、いい感じのうどんです。美味い。でもそうなると山内っぽくないなあ・・・と影でつぶやくS級店に厳しいワタクシ。 |
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高松市「うどんバカ一代」。今年できたセルフ店。『手打ち十段』なのだそうである。なんともたいそうな名前だが、ホラとハッタリあっての向上心ということにして、かけ170円。いつもながら麺自慢の店で冷やし系は食べないのである。エッジが微妙に欠けて丸くなった不ぞろい麺は少しぬめっていて、モチモチして微妙な食感、十段かどうかはともかく個性的ではある。出汁やや甘め。早朝営業ということもあり、押さえておきたい店ではある。 |
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金比羅宮の奥書院が125年ぶり一般公開ということで行ってみましてん。円山応挙の虎の絵(あれ、ぜったい猫をモデルに書いてるで)眺めてたら雨。 |
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高松市「うどん市場兵庫町」。街中いたるところに安くて美味いうどん店があって、高松のサラリーマンはうらやましいとよくいわれる。高松市民でもなくサラリーマンでもなんでもない私にとっては、日常の昼飯が「外でうどん」であるだけで異次元の世界なのだが、たまにはそんな気分を味わってみたくなってもいいやね。そうなると自然と足が向かうのが、ここだね。「かけ玉生醤油うどん」値段忘れた。まあ、いわゆる釜玉ですな。ほどよいコシの細麺の食感がなんともよろしいです。あ〜やっぱりこの界隈のサラリーマンは・・(以下略) |
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高松市某新規店。思い切りなんてことないセルフ店。他の都市の駅前立ち食いうどんより安くて座れるだけマシといったレベル。まあ、讃岐の場合、うまい店のほうが立って食う率高かったりするんですがね。それはともかく、この店『夢2000』をPRしたい(笑)ようで、そんなげなポスターも貼ってあったけど、カウンターの向こうにはっきり確認できた袋はそれやなかった・・・。もう知らんわ。 |
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丸亀市「麺勝」。郡家街道「浦志満」のあったところ。六角形だか八角形だか、モンゴルのパオのような形の店内。この造り、前の店のときから感じていたが、なんとなくセルフうどん店ぽくない空気を含んでいるように思うのはワタクシだけ? あと、7月のオープンから1ヶ月ちょっとなせいか、うどん自体もなんか馴染んでないなーって言うか、なんちゅうか。やや甘めの透明出汁は美味しいし、やや太めの麺も悪くないんだけどねー。って、こういう店ほどまた行きたくなるマニアックな客としての私。ふう。 |
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本島に行ってきた。ここ数年ひそかに実行中の島巡りシリーズの一環である。丸亀港から牛島経由で35分くらい。かつてリゾート開発で話題となった島ではあるが、ホテルの閉鎖とともに新しい廃墟と古い町並みが共存するアンバランスな景観となってしまったようである。やはり『島』には何もないのがいい。とはいいながら、うどん屋は一軒ぐらいあってくれてもいい。・・・ありました(^。^) さすがは塩飽有数の観光地。いきなり港の隣の『本島パークセンター』にうどんののぼりがいっぱい立っております。その中に「所見坊」という食堂が。こんな感じっす。全店制覇にも載ってないぞ。で、こぶうどん450円。とろろ昆布がのっかってるだけですけど。まあそういうことです。この島にはもう一軒、全店制覇にない店として笠島地区の小栗邸で「うどん300円」ていうのがありました。ここではアイスコーヒーだけいただきましたが。 |
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さぬき市「太一」。旧三木町、新規セルフ。若大将とその家族でしょうか、お店の人の構成は。わきあいあい的活気あり。かけ小180円。角の取れたやや太麺で、ボリューム感がある。カツオのきいた出汁。揚げ物の棚にチキンクリームコロッケとかささみチーズフライとか新しいっぽいメニューあり。奥の座敷のスミにテレビが置いてあるがえらい低い位置なので、座敷の奥に客が座ると誰も見えなくなるのでは?おでん鍋の出汁がスッげえ薄色できれいだぞ。 |
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観音寺市「はちはち」。えーと、たしか以前トンカツ屋だったとこですよね。『釜かけうどん』なのだそうである。多度津の「めん一」は『釜だしうどん』。あれと同様、釜から直接とって出汁をかけるやりかた。流行りつつあるのかね? 店内にも「釜かけ」についての「ねんご(うんちく)」書いてあって、水で洗ってないからうどん本来の風味やコシをそのままに云々とか。店の状況を観察していると「セルフですから、こちらにお並び下さい」で、カウンターで「釜かけ小」と告げると「12分くらいかかりますのでそちらでお待ち下さい」・・・わけわからん(^_^;。 作り置き出来ない「釜かけ」メインでセルフってのは無理がありゃしませんかねえ。で、その「釜かけ」、水にさらしてないので表面ヌルヌル。締めてないから独特の強い粘りの芯がある。かなり変わった食感の麺でした。出汁はほんのり鰹のきいた標準タイプ。それにしても、茹でたて無洗麺にこだわる割に釜揚げがないのはなぜだろう?(ザルはありますが)
JR系ステーションクリエイト香川がやってるようです堅い会社のわりにはチャレンジャーやねえ。 |
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台風なのである。仕事はヒマになるに違いないとふんで出発・・・車、風ですごい揺れるんですけど
(-_-;)。 |
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観音寺「かなくま餅・国道店」。場所柄、餅に特化した流岡町の店と違って定食、単品のおかず類が主体。ハシゴが前提で廻っていると、こういう店の評価がしにくいですが日常生活には不可欠。うどんは、まあ普通っぽいですけどそれでいいんです。以上。※この店、元は流岡町の店と並んで営業していたらしい。 |
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高松市「はなまる中央インター店」。お久しぶりです「はなまる」。昨年の今頃は(いちおう)全店制覇の最終段階、チェーン店総まくり状態でした。もう、あんなことやってられません(^^; でも、近所にあったらたぶんそこそこ通うと思いますね、はなまるは。コンビニとスーパーとデパートの使いわけのように。けっこう広い店内、清潔感あり。やはりチェーン展開のうどん店の中では一番こじゃんとしてます。 |
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とくにアテもなくさまよう。 |
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噂によると世間は大形連休らしい。そんなモノに動揺しないはずの私も、さすが後半ともなると人並みにプチお出かけしてしまうのであった。ただ問題は人出。ニューレオマとサンポートのオープンで、その周辺は近寄りがたいとのこと。あと、有名(と言われる)うどん店も・・・。 |
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清水屋にいた白川君が独立して店を出すってんでささやかなお祝持って山本町へ。 |
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坂出市「つの山」。R438を北上、R11を越えてすぐ左折、山道に入る。なるほどこの山が「つの山」なんですな。道中の幟に沿ってしばらく上がった先に突如(というほどでもないか)あらわれるうどん店。眼下に坂出市内を見下ろすロケーション。「金山うどん」亡きあと、貴重な立地であります。少し固め残りの丸っこい麺。先月の「某新規店」と見た目は似ているが麺そのものの旨さがまるで違う。手作り麺独特の噛み締めがここにはありますね。あえていうと、太めの中華麺に近いかな。店内はそれほど広くはないが、ゆったりしたスペースでなんとなく和みます。なんとなくですが。 |
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高松市「古奈や」。でっけートラックの駐車場の一角。たぶん出発前の一杯として需要があるのだろう(近くの高専もアリか)。朝7時からの開店は、別な用事で市内を訪れる者にとってもありがたいこってす。セルフのカウンター越しの若い兄ちゃん、ええガタイやで。最近若手剛腕系の店多いよな〜。でもって、アタリの確率高い。何がそうさせてるんでしょうか・・・。躍動感のある太麺と香ばしい出汁。よろしおます。 |
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善通寺「こがね製麺所」。早朝一番、寄ってみる。 ん!出汁がなんか美味しくなってる。イリコが香ばしいねぇ。麺も程よいねじれとコシ。レトロ調にあつらえた内装は、しかしこの付近リアルにレトロなとこがいっぱいあるんで中途半端に映って個人的にイマイチなんですが、とにかくうどんはエエで。特に9時前にこのあたりで、となるとピカイチですわ。 |
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こんなんがオープンしよりました。 |
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綾上町「やまだうどん」。綾上町役場の東にできた新店。そこそこ広めのセルフ。手作りっぽくゴワゴワしたイメージのやや太麺であるが、夢2000使用とのことで見た目よりはつるつるした触感。カツオとイリコの複合出汁もあっさりして悪くない。う〜ん、ただなんか足りないな。パンチ不足か? 家庭風というか、素朴な味わいを基調としたうどんであるだけに大衆セルフ的店鋪はもうひとつ馴染まないかと思う。壁に坂出に来た小泉首相にうどんを振る舞った時の写真が思いきり飾られている。公民館の玄関先で立ち食い(笑) 4杯も食ったとのことだが、これって、地元老人会の作でなかった? どんな関係なんでしょ。誰か教えて。 |
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観音寺「安並」。あの「中村(やお)」直伝のうどんだそうな。たしかガソリンスタンド跡地だった面影をわずかに残す店鋪。入り口にいきなりカウンター、そこで注文し、受け取ったうどんに横っちょのタンクの出汁をかけて席につくシステム。タンクにはつけ出汁(熱・冷)とかけ出汁(熱)があり、これ見たら無条件でブレンドしたくなるのが昨今のうどん食いの習性であるのだが、初めての店なので自重。やや細めでエッジが立ち、ねじれの入った麺、外観はしっかり中村系である。で、一口すする。ずるずる口に入る勢いも中村系・・・ん? ちと堅くないか? 中村一家伝統の、あの極限までたよりないグミ麺じゃないぞこれは。すると奥の厨房で若大将が呟くように「踏みすぎやな・・・」。あ〜そうですか、なるほど、まだ微調整中なんですな。まあ、今頃はきちっと中村型完璧麺が出来上がっとることとおもいます。あと、出汁がねえ、それなりに美味しいんですけど、どうも醤油が違うような・・・。まあ、あんまり中村のコピーを求めてもいかんでしょうけど。今後に期待します。 |
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大阪遠征。黒門市場の脇に「釜上げうどん・二葉」を発見(参照)。大阪で釜あげ? 釜あげは讃岐やろ、と思いつつ入店。釜あげは注文後に茹ではじめるらしい。で、出てきたうどんは・・・フツーに言うところの釜あげ=丼のなかに釜から直接とった麺に茹で湯がたっぷり、さらにカツオと生姜がトッピングされている。・・・はあ? なのである。で、ここにタレを流し込み、ごまやネギや天かすを加えて食べるんだそうな。茹で湯のかかったぶっかけ(温)という感じ。細めでしゅっとした麺はなかなかに食感よく、また、カツオ節の風味もよい。大阪だし市場の近くだし、さすがにいいモノを使ってるみたい。でもなあ、釜あげったら釜あげでしょうが。「香の香」なんかで出てくるのが釜あげでしょうが。なんか他にネーミングなかったんかいなあ。(といって、讃岐の『ぶっかけ』なんかも千差万別なんだが) |
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善通寺市「梵」。本来喫茶店なのだが、いつのころからか看板に「うどん」の文字が入ったとの情報。しかもそれはただごとないうどんだということで、行ってみました。「梵オリジナルうどん350円」のはり紙。よく見ると・・・(以下手書きはり紙の図を文章にて要約)[アンデスの赤い塩:鉄分・カルシゥムたっぷり!][有害物を除いた水:安心安全な純水!]と、ここまではいい。[元気な波動:体が喜ぶ情報!]これがよくわからん。波動=情報なのだろうか。ヤマトの波動砲から情報が発せられるのだろうかぁぁぁっっ。で、錦糸卵と海苔と紅ショウガとネギと蒲鉾の載った、俗にいう「かやくうどん」みたいなの。醤油豆がおまけ。この手の話はよーわからんですが、すっきり後味のよい出汁に、素材の違いを垣間見たような気がしたことにして、次へ。 |
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さぬき市「嵯峨野」。どじょううどんの有名店だが、ヘビーなのはちょい避けてふつうのかけを。いわゆる小料理屋風たたずまいで、奥に座敷も見える。カウンター越しの厨房と客席の間に半畳程の板間(座敷の上がり口か?)があり、おばちゃんがうどんの上げ下げの度に靴を脱いで通るのが斬新。超熟タイプと思われる麺はエッジが立ち、強いねばりゴシがあって力強さを感じる。出汁もやや色濃いめながらしっかりして、それでいて突出したところのない深みがある。180円は安い。この業界ではあまり目立たない存在だが、いやはや、侮れませんな。 |
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豊中「○福」。昨年末オープンの新規店。最近よくある入り口一般店風、中セルフ。『○福製麺』のTシャツユニフォームがなんかラーメン店っぽい。かけ160円。ツヤのあるプラスチック系中太麺。麺に重量感、凝縮感がありいい感じだが、それに対して出汁がちょっと軽いかな。ぶっかけか釜上げの方が合うかも。 |
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そういうわけで誰がなんと言おうと2004年の正月の新年の賀正なのである。 正月に東讃の方で変わったうどん見つけました。 |
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