月記3
2002年1月〜

日記だと毎日書かにゃいかんような気がしたので月記にしてみました。
日付は入れてませんが上に行くほど新しくなります。
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2002年4月

 詫間町「橙家」。かつて幻の早朝セルフ「あさひ」で某坊氏と一緒にやっていたケンちゃんの店。なんと、あのマグロとオムライスの有名な「若だんな」の並び。おしゃれで、なおかつ暖かい雰囲気のいい店ですね。かけをいただきましたが、上品な器に麺と出汁とネギ生姜のみ。禅寺の庭園を連想させるルックスです(なーんやそれ)。三豊系の穏やかな出汁。基本的に生姜たっぷり乗せのかけは苦手なんですが、魚臭さをうまくセーブしてますな。麺はしなやかできれいなストレートタイプ。「細くなったん?」と訊ねると「太いときもあります」(笑) 美味しかったです。店にもうどんにも好感度高いです。
 次は話題の「香の香」。ここまでの経緯はさておき、あの聖域とまで言われた出汁の味を継承する店であることは間違いないですね。新規オープンなので当たり前ですが、明るくきれいな店内。昔の長田を知る者にとってはもすこし泥臭い店舗の方が希望なんですが、まあそれは個人的趣味の話。む〜、小を頼むもなんか少な目だな。かなり柔らか麺。茹ですぎ・・というより、考えてみれば釜揚げがほとんどということは、全部一度に釜から揚げないということで、仮に連続で10杯取るとしても最初の一杯目と最後の一杯では茹で時間だいぶ違うはず。多少のばらつきは運次第てことか。
 もう一軒新規オープンの店行きましたが、こっちは×。麺はともかく出汁駄目、天ぷらはコロモはがれてる。一応立地はいいしオープンしたてなんでまあまあ客入ってますが、さて・・・。
 綾南の「田村」でちょっと口直し。年に一度くらいしか行ってませんが、過去最高なくらいしっかりした麺。出汁は一時の魚臭さがずいぶん解消されていい感じに戻ってました。さすが。
 高松市内の大きな看板の某店。さっきの店よりひどい。なんかうどん自体が異臭を放っている。気がつけば平日12時過ぎで客ゼロ。パス。
 高松駅前の「一代」。ここも駅周辺の開発により、広場の中だったり路地裏だったりする立地。セルフじゃない一般店。駅周辺ではエアポケットのようなゆったりした空間。早朝7:30からの営業で、ゆったりと朝うどんをいただくにはいいかもしれない。「いろいろうどん」を注文。かき揚げやらおぼろやらワカメやら錦糸玉子やらいろいろ乗ったうどん。丁寧な造りです。ちなみにご主人は元警官。実家が製麺業の奥さんに引っ張られて警棒が麺棒になったそうな。
 今日はなんか調子ええぞ。7軒目にトライ。さっき「香の香」に行ったんで今度は「長田」へ。もう30年前から知ってる店だが、ある意味今回は新規店扱い。一部で指摘された張り紙はなくなってました。昔のまんまの雰囲気。ま、大昔の土間で打ってた時期とはだいぶ様変わりしてますが。量は「香の香」より多い。麺しっかり目、出汁あっさり目になった気がしますね。例えればJ高木に近くなった感じ。これからどう変化していくか、ちょっとみもの。


 「不思議の国の讃岐百景」ちゅうコーナーを思いつき、おもむろに写真取りに走りました。トップに採用されたのが坂出市「いきいきうどん坂出西店」の看板。もちろん、モーニングうどんをいただいてきました。
 で、そのあと「めん吉」〜「田村神社」と撮り歩きつつ食べ歩いて仏生山「手作り焼き菓子とケーキの店・ひぐち」へ。賞味期限30分(!)のシュークリームが有名な店ですが、今日のお目当ては「窯だしはんじゅくチーズケーキ」。うまいぞこれは。
 帰り道、西方面にもなんかネタないか探していたら観音寺は川鶴酒造のちょい先、高速の下に「うどん→」の看板発見。進入の矢印は高速の西側だが店は東側だと書いてある。当然表通りからは見えない。たどり着いたのは産直市に付属したような店。「うらら」という名前。まさに春のうららな日差しを浴びて、店内明るくていい感じですね。麺はやや柔らかめだけどきっちりエッジの立った綺麗なタイプ。出汁はまったり三豊風。奥の席からは窓越しに菜の花がのぞいてよろしゅうございます。大将は乗馬がお好きなんでしょうか、馬の写真に乗馬ライフの本。それにしても、あの県道(?)沿いの看板がなかったら、一生巡りあわんぞ。


 坂出「水車」へ。比較的遠くからも見える大きな看板なのだが、何となく通り過ぎていました。近寄ってみるとなにやら喫茶店風。数年前からセルフに転換したようで、カウンターでお盆を取って、うどんとオプションを取って精算かと思いきや伝票を受け取り後払い。丼とうどんのセットや定食がメインか。カツオ系の出汁にまあまあしっかりした麺。たっぷりと昼飯をとる目的ならすてたもんじゃない。
 高松市「泉」。ちょいと路地裏の小さな店。旅好きなのか、全国の観光地の提灯が店中に飾られている。けっこうざまくいぞ。カウンターの上の皿にはワケギのぬたやら筍の煮物なんかがあって、ご飯もの・総菜・うどんを組み合わせてとる人が多い。ここもカツオ系の出汁。で、常連客が多いんだろうなあ、勘定を済ませて帰るお客一人一人に「行ってらっしゃい」と声をかけるご主人でした。
 上記「泉」の西方向にある某店。全店制覇では地図のみの掲載。なにかある気配。周りに町工場とか多いんでしょうか、作業着を着た数人のグループがわらわら寄ってきてます。事前情報全くなしの新規店なんで、その人たちのあとをついていく・・と、ありゃ、みんな引き返してくる。中にはいるとあらかじめ玉の入った丼(推定小)が二つ「もうこんだけしかないんやー」って、まだ12時過ぎ。そんなに早く玉切れかー。おばちゃん曰く「なんか今日は練り間違えたらしいでー」(^_^;)\(・_・) オイオイ いずれにせよ、なんか怪しい店だ。奥と手前と2部屋が続きになっていて、その継ぎ目のあたりに靴が何足か・・・あら、ここ自宅の玄関やん(笑)。とりあえず丼取って奥へ進む形のセルフ。ワカサギかイカナゴをイカダに串刺しした天ぷらとか、見慣れないもんがいろいろ。麺の断面がまたすごい。丸、長方形、正方形、8の字、なんでもありやん。もう、うまいんかまずいんかようわからん。琴電瓦町から一駅、百間町方面からそう遠くないこんな場所に、まだこんな店、あったんだ・・・。
 ちょいとばかし頭がクラクラしてきたんで、フツーな店(笑)2軒。「うどん市場めんくい」と「うどん市場栗林」のハシゴだあ。どちらも元気がいい。「めんくい」は昼休み時の大行列がちょうど収まったあたり。入るとすぐに注文カウンター。その奥にずらっと並んだオプションの天ぷら類を上から釣り下げられたハサミで取るUFOキャッチャー方式。1こ30円の唐揚げがそそられますなあ。かけ(小)100円かぁ。小食の人ならこれで昼飯完了。レジの張り紙では200円以上は消費税いただきますとのこと、逆に言えば一人あたりそんなに要らないってこったな。「栗林」は駐車場が斜め向かいに。チキンカツ70円! 玉売り3玉100円!(ただし売れ残り麺の注釈あり) 両店ともやや細めの麺で、程良いコシ。ほどほどの味で、元気があって、安くて、品揃え充実して、常にアイデアを駆使して、やっと成立・・・。都市型セルフは、それなりに客数が見込めるものの、なかなか大変ですなあ。




2002年3月

 早朝に出かけて、どっかうどん屋さん開いてないかな〜と探しているときに限ってめぼしい所がない。どうしようか迷っているうちに高松まで来てしまった。かくなるうえは24時間営業「はすい亭レインボー通り店」だ。数あるはすい亭のうち、ここを含めた4軒が24時間営業。なぜかここだけが「うどん食堂」を名乗っている。おかず類が多いってことでしょうか。はっきり言ってあまりいい評判を聞かないチェーン店ではあるのだが・・・「あれ?普通やん」そう、コンビニ的セルフチェーンとしては十分なうどんである。そりゃ、度肝を抜くような製麺所系名店のから比べたら辛いもんがあるけど、24時間いつでも140円で席についてうどんが食べられるだけで、都会の駅前立ち食いの及ぶところじゃございませんね。コンビニにデパート並の品揃えを期待するような無茶を言ってはいかんです。普通でいいの。
 東に向かって「うどんこ丸」。ここでやっと9時。やわらかな陽の光につつまれた空間。時間が止まったようにのんびりしてます。晴れた日の開店直後、意外にベストタイムかもしれない。
 どーでもいいようなセルフの店一軒はさんでフェリー通りの「たまも」。繁華街の片隅にありながら、しっとりと、そしてひっそりと佇む庶民的老舗の風格。表の裸電球がよろしいねぇ。「刻みキツネ卵とじ」をいただく。思ったよりしっかりした麺。懐かし系の出汁。全体のバランスの取れた大衆食堂的あじわいです。「すごい店」ではなく「いい店」。あれもこれも含めての讃岐うどんワールド。
 西植田に回って「大亀うどん」。三年前、オープン直後に発見したものの、たまたま日程が合わずそのままになっていました。高松市の郊外、のどかな田園地帯にある大型セルフ店。公渕公園に近いせいか、テーブル・座敷は家族連れが目立ちます。こういう店は一杯で満足できる肉うどんとかがよく出るんだよな。太めの麺。カツオがちょいアクセントになった出汁。食べごたえがあって、その分ハシゴ派にはちとつらいか。
 ここまで来たら東植田の「谷川」に行かねば。時刻は一時半、ぎりぎり間に合う。普段駐車場になっている空き地周辺が工事のため、路註の連続。まあ、交通量の少ない道ですし、臨時なんで許してね。で、ここももう何年ぶりだろうかなあ。相変わらずのマイペースな店内。学習机はなくなってましたが。出汁はしっぽくだけ残ってました。思わず「え?」と聞き返す120円というお値段。うまい。新規店もいいけど、こういうお店も、もっと回数行かねばなあ・・・。


 「さぬき源平うどん」。近年セルフ店の進化が著しいですが、ここもなかなか・・・。回転寿司かファミリー居酒屋を思わせる外観。一歩足を踏み入れると明るく元気な対応です。オプションのご飯モノに「うなめし」150円、あと季節限定「かきめし」なんちゅうのもあったりする。てんぷら80〜はバラでも取れるが、「盛り合わせ」680円という手もある。確認してないけど、これって、棚のとは別に揚げてくれるんでしょね。おお、「豚しゃぶうどん」400円ちゅうのも惹かれるね。「お子さまセット」550円か。郊外セルフはアイデアと明るさが基本。なにかと居心地のいい店でした。
 高松「山正」。松島町のスーパー・キョーエイ内にある店。(どうでもいいけど「全店制覇攻略本」ver3.0では「キョーエー」になってますが)店の外壁に貼られた大きなタペストリーに「ま、そんな難しいこといわんとたべてんまい」と書かれています。う〜ん、見透かされたかなあ。というわけで難しい批評はしませんが、とりあえず量が多いです。天ざる頼んだんですが、麺も天ぷらも大盛りでした。で、ゆっくり食べていると、やおらおばちゃんが入り口近くのコーヒーメーカーをコポコポやりだした。ありゃ、コーヒーがサービスなんか?と思ったら、そのまま厨房に持って行きよった。なんや、自家用かい・・・。
 高松「天乃家」。町外れの小料理屋の雰囲気。おばちゃんが一人でやってました。昼時をとうに過ぎていたこともあって麺は柔らかな不揃い麺。イリコのぴしっと利いた出汁がよく合って意外にいい感じ。すっごい地味ですけど庶民的で、2月に行った「味奈登家」と並び、こういうタイプがうどん屋の原点かもしれないなあ、ええなあ、と思う今日この頃。
 坂出「めん吉」。浜街道から見えるところに3/17オープン。表通りから見えてて直接入れないのが素晴らしい(^_^)。どっちが裏でどっちが表かわからない(通りから見える日除けが実は裏)のがいい。えーと、中は普通のセルフです。2時55分、閉店間際に入ったんですが、最後の一踏ん張りの釜でしょうか、出来たてのいい感じの麺でした。かけ180円。朝7時からやってます。この日はオープンしたてとあって、やや対応に不慣れな様子でしたが、この項がアップされる頃にはなんとかなっとるでしょう。で、数えてみるとここで500軒め。昨年、今年と新規店ラッシュだし、まだまだ先は長いようです。
 丸亀市「虎屋」。実は前の店で499軒、次がキリ番と勘違いしていて、アニバーサリーな特別っぽい店を・・・と考えて入ったのがここ。前々から気にはなっていたんですが、なにせ「わら家」「郷屋敷」「山田家」と並ぶ『さぬきうどん超豪華店舗四天王』の一角ですからねー(だからどうした)。旧国道からちらっと見える看板は、実は裏口&駐車場で、表玄関はさらに敷地を半周したところ。元々は庄屋さんのお屋敷だそうで、よく手入れされた庭がお座敷から望めます。どわ〜、座敷が4部屋か5部屋ぶちぬきだぁ〜! お〜、掛け軸もなんかすごそう。柱や調度の一つ一つはかなり古いモノらしいが決して古ぼけてはいない。やはり一人で気軽に食べに来るにはちと重いかな。で、うどんとそば両方やってまして、出汁が濃い口。関東風蕎麦出汁だな、これは。これはこれでよく出来たお出汁です。讃岐っぽくはないけど。たまには、こんな所もいいでしょう。どこも似たようなお手軽セルフばっかりじゃ、飽きるさ。


 綾南町の道の駅内「カフェテリア32」にてブレイク寸前の「うどんめし」をいただいて参りました。550円也。中身は「さぬき菜(野沢菜と広島菜の交配種)の漬け物入りチャーハンに3センチくらいのうどんが混じっているもの」と言えば想像できるでしょうか。さぬき菜のシャクシャクした食感と米飯のパラパラ感、それにうどんのグニュグニュプリプリ感が加わって、なかなか楽しゅうございました。米も焼き豚もサラダの野菜も地元産とか。(あれ、うどんは?)先日の三越=VOICEでも取り上げられた三木町の「さぬき菜漬」を使用しているようですがこれほんと、おいしいです。徳島県民としてはスダチかけて食いたい・・・。同施設内でも売ってます。


 屋島は源平の古戦場。その案内板のある近くに「麦の畝」(なんて読むんだ?「むぎのうね」か、「ほ」か?)ちゅう店がございまして、ここの天ぷらがすごいんですわ。海鮮系とでも申しましょうか、穴子丸ごと一匹揚げが100円! イカ胴体丸ごと揚げ100円! その他魚の天ぷらどれでもでっかくて100円!! しかもこれらの天ぷらをどれか一個選んで天丼にしてもらい、かけうどんとセットで350円! 奥の方では大将がせっせと魚をさばいています。肝心のうどんは太め柔らかめ、かけ出汁は濃いめでございました。
 高松市内に入って三越裏の「山鹿」。老舗です。包丁切りです。王貞治ほか古典的有名人の色紙がずらり。何でも、先代ご主人が亡くなられてから肝っ玉系奥様が仕切られているようで。余所様のHPなど拝見してますと「しょうゆうどん」がよろしいそうなんですが、ここはあえて「刻みキツネうどん」。前評判のある新規店はなるたけ暖かいかけ系で通すのが方針ですから。麺は注文を受けてからの茹で。じっくり待たせていただきます。やや太めの麺。もちもち系です。出汁がちょっと濃いめで、個人的には「しょうゆ」にしときゃよかったかな・・・と。また行ってみます。
 善通寺「松月堂」。これがですね、旧版の「全店制覇攻略本」持ってる人は気をつけてください。旧版では開店時間9:00〜となっていますが、うどんは11:00〜ですからねー。こないだ3人で10時頃に行って「うどんはまだですって」いわれてやむなくモーニングセットいただいたんですわ。うどん屋巡りの最中に焼きたてパンはオツといやオツですが。ま、今日は再挑戦ということで。「全店制覇」では「お菓子屋さんもやっている」とのことですが、どこをどう見てもお菓子屋さん。元々は和菓子屋さんだったのが数年前から「パティスリーしょうげつどう」として洋菓子に転身。アレルギー体質の方向けのお菓子なんかも力入れていおります。で、うどんはカリー、かけ、釜揚げ、キツネ、わかめから一品を選んで、おにぎり・サラダ・目玉焼き・コーヒーのセットで600円。作り置きでややくっちゃりした麺ですが、エッジの鋭さは特筆モノ。おにぎりがまた、ふんわり柔らかっちゅうか、しっかりした握りなのに口の中でほろほろ崩れる絶妙の加減。よろしいな。朝からやってくれたらもっといいのにな。
 あともう一軒、○○○○○にあるファミレス風の店。時間が遅かったせいもあって、なんとなく「あ〜、早う終わらんかな〜」的けだるい空気で一杯。無難にぶっかけ食って帰りましたとさ。


 ↓で結局なにやってたかというと、この日はオリーブスタジアムで阪神vs近鉄のオープン戦なのであります。
ここまでずっと好調の阪神。オープン戦と

はいえ、ムードが明るい。客席も明るい。やっぱ、このチーム、誰かがムード盛り上げていかなあかんですな。前任の監督、ヤク時代には若き日の古田、池山、広沢、高津らがその役やってましたからなあ。今の阪神はとりあえず監督に先達やってもらわなしゃあないねん・・・。
いやしかし、それよりなんとかならんか球場前の渋滞&駐車場(-.-#)


 高松で夜の寄り合いがあったのでその前に18時開店の「五右衛門」へ。高松名物深夜のうどんである。この手の店は周囲に何軒かあるけど、ほとんど18時ころの開店ですな。昼営業の店は15時過ぎると大抵閉まっているか作り置きになってしまう。夕食としての位置づけがないんか知らん、朝食、昼食、飲んだあとのシメという時間帯になるんだなあ。それはともかくとして。明るく清潔感のある店内、想像以上にどっしりしたストロング麺。すっきりしっかりの出汁。ええですなあ。スタンダード過ぎておもろないと感じる向きもあるかもしれませんが、初めての高松出張の方なんかにはちょうどええのかと。かけ400円は深夜の店としてはまあ妥当か。徳島に比べりゃ目茶安。数年前に今の場所に移転したが、それより北西の位置にある前の場所にもなぜか「五右衛門」という店が出来ていてややこしい。まあ、機会見てこっちも行ってみますが「恐るべき・・・」等で紹介されているのはこの日行った方です。
 高松一泊のあと、モーニングうどんに「いきいき高松西」。「レインボー店」と同様、の〜んびりした空間です。混雑時でなければ、喫茶店なみにゆっくりできそう。「お茶代わりにうどん」とか「喫茶店にもうどん」とかいわれながら、こういう発想ってあんまりなかったよなあ。客が勝手にお茶だけ飲んで帰る店はよくあるけど。
 もう一軒、「麺や川津店」。7時からのオープン、ご苦労様です。丸亀の店よりひとまわりコンパクト。どちらも素材の良さを感じさせる店。平日の11時までかけ100円。





2002年2月

 さて、今日は早朝から攻めるぞ〜っと思ったが、もうほとんど行き尽くしたなあ。おおっと、牟礼町の「大木戸」がありました。早朝6:00〜の営業。このあたりは石屋さんの町。しかし石屋さんって早起きなんかなあ。とりあえず朝飯に大とおにぎりと天ぷら食べてる人が早朝からパラパラ。力出そうだな。
 高松駅前に戻って「味奈登家」。駅前ったって、ここんとこ駅の位置があっちゃこっちゃに移動するもんだから街の方がついていけないみたいで、この辺はちょっと裏通りの匂いのする表通りになってしまいました。で、駅周辺のうどん屋さんってイマイチいい評価を聞かない。旧仮駅前の某店がCSの番組で取り上げられたくらいしか知らんです。(ほかにもあったらごめんなさいね)よって、あんまり期待せずに入ったが、あれま、何となくいけてるやん。たしかに麺は今風の固コシ系とは距離がある。というか、昔風のうどんだ。昔、駅のホームで食べたうどん・・いや、ひょっとしたらあの幻の連絡船うどんってこんなだったんじゃなかろか。あの頃の記憶はとうに美化され進化してしまっているが、なんかそんな気がしてならんのです。
 駅周辺の店もう一軒経由のあと「さぬき麺業府中店」。駐車場が広い。全店制覇本によれば席数47に対し駐車場のキャパが50台・・・あ、3台は従業員用か。元々はメイン国道沿いのドライブインぽい存在だったんでしょうが、次第に地元型に変化していってる感じか。さぬき麺業系らしいオーソドックスなメニューとお味。
 あともう一軒R32沿いの店だが、店内がなんか暗かったのしか覚えてないので、パス2。


 大内町までいったついでに津田町の「松原うどん」へ。道の駅「津田の松原」の中で物産店の隣に昨年オープンの店。立地上、観光客主体なんだろうけど、いやいやどうして地元密着タイプの雰囲気。麺が太い。量が多い。なによりこういった観光地の売店タイプの店でありながらちゃんとした自家製麺であるところが評価大です。そういや津田の松SA上り・下りもあるし、この町、この手の店の比率高いぞ。がんばれフツーの店。


 2月のトピックは丸亀「明水亭」のオープン。看板の文字があまりに達筆なので、一部では「◎月水亭」と読まれ「お〜、週二日の営業かぁ〜! 怪しいぞ〜」ちゅう騒ぎを巻き起こしたあの店ですね。工事にもずいぶん長いことかかったなあと思ったら相応の凝った造りですなあ。メニューも凝ってます。梅釜玉、釜玉とろろ、蟹ぶっかけ・・・。元来讃岐うどんちゅうのはあんましアレンジされないのを良しとするというか、そのへん保守的なんですが、やってくれました。たまにはこういう店もいいでしょう。といいながら天ぷらうどんをいただく。出汁はさすがに手間かけてますなあ。で、麺が平たい、角が丸い。これはなんか意図があってか、それともこんなになっちゃった状態なのか・・・。もう少し様子見てみましょう・・って、なんか未体験のモノを遠巻きに見守る未開の人みたいだな。


 某日、朝早かったんで、まずは香川町「通」でウォーミングアップ。3年ぶりかなあ。相変わらずシブイ空間です。横っちょが吉本製麺所で、もらった麺を「てぼ」で暖めて出汁かけて、正当派製麺所セルフですな。いりこの出汁もいい感じ。
 続いて香川町の「麦や」。大通り沿いながらじっくりと土地に根ざしたような一般店。かけ250円には極細ネギと極細天かす、カマボコがのってて意外にハイセンス。おっと、スポーツ新聞、一般紙に並んで「日本農業新聞」発見! 仲南町「一休」に続いて2例目。
 次、高松は松並町の「花媛」(さくら)。通りに面して横に長い店舗。扉がずら〜っとならんでいるが・・・。向かって右端の扉から入り、左にどんどん流れて席に着き、食後は左端の扉から出ていく。この流れがつかめてないと渋滞の元となるのはセルフの基本ですな。思いがけず生き生きシコシコ麺。出汁はやや甘めの白出汁系。ええですな。ちょっと通いたくなりますな。食べ終わって外に出ると、入れ替わりにタクシーの運転手さんが入ってくる。やっぱ、知ってるんですねー。
 市内中心部「あわじや」。この店に関しては、ごめんなさい、情報不足でもっとうらぶれたイメージもってたんですね。まあ、裏通りの静かなたたずまいではあるんですけど。いきなりオプションに目がいく。錦糸玉子いっぱいのちらし寿司、小さめでかわいげなお稲荷さん。天ぷら類はウインナ+玉子+竹輪というふうな組み合わせで串に刺されていて、これも繊細かつ斬新。トッピングに鰹削り節あり。麺もしっかりしてます。かけ120円でした。
 三木町「味泉」。昨年のデビューですね。ここんところの新規店って、ブームに乗っかった店と、ブームを土台としてその上に新しい世界を構築していこうとする店と、どうしても二分されてきます。むろんここは後者のほう。さりげなく私の隠れ好物でもある「温泉玉子カレーうどん」があったり、オプションの揚げ物の傍らにタルタルソースが置いてあったり、大将の研究熱心が伝わってくるメニューです。全店制覇本でもそのことについて触れており「休みの日には食べ歩きを・・・」とあり結構なことなんですが、この店、無休だぞ。ともあれ、麺はしっかり、出汁はすっきり。セルフ店としては上々でしょう。
 もひとつ三木町は「鴻の池」。三木〜長尾の町並みから山に向かうことしばし。人家もなくなったころにポツンとある店。怪しくていいぞ〜ぉ。お、客席の向こうにも一つ部屋があって、なんだこりゃ? VIPルームか? わたしゃあんまり食べないんですが、ここのこの雰囲気はしっぽく330円ですな。ちょっと細めの麺。大振りに切られた具材が柔らか〜く煮込まれて、特に鶏肉の皮がとろ〜りとろけて大根やら人参やら野菜に絡まって・・・。うめぇ。




2002年1月

 某日、高松方面へ。まずは「金太郎」。かつて「佳乃屋」だった所か。年中無休、早朝7時からの営業ということで、ご苦労様です。で、いきなり麺ですがいまどきのこぎれいなセルフ店にしては、どひゃーなほどぶっとい不揃い麺。ストロングですぅ。出汁は鰹系が主か。かけ150円+天ぷら70円=220円はお買い得価格。なにより早朝よりの営業に敬服いたします。
 次、サティ裏の「一平」。なんでしょうね、大将、サーファーですか? なんかそんな痕跡が見え隠れ。小100円はもちろん安いが、大(2玉)150円、特大(3玉)200円と、さらにお買い得価格・・・なんですが、ジャンボ(4玉)450円は計算があわんような気がする(計算上は8玉になるはず)。あと、ここは天ぷらがでかいんですわ。やはり高松中央通りから東は急に天ぷらがでかくなる法則は正しいです。ナス一本丸ごと揚げとか、CDほどもあろうかと思われる(やや誇張)レンコンやらシシトウやら3種串刺しにした豪快天ぷらとか、どれでも100円。特大+天ぷら=300円はたぶん食いきれんだろうなあ。なによりそのお買い得感に敬服いたします。
 国分寺に渡って「かもん」。『お食事処』って肩書きで、うどんとセットの定食メニューが中心です。こういうところのうどんはスープ代わり。自己主張の強すぎない麺と出汁とのバランスが大事。そういう意味でよくできてますねー。肉系OR魚系チョイスの定食500円も気になるけど、ハシゴの途中なのでここはかけ200円のみで終了。こういう時って辛いですわ。あー、普通の昼飯・・・。
 次、高松に戻って屋島の西の「善や」。「ぜんや」ではなく「よしや」ですね。噂の野菜天ざる。なにが噂かって、ざる380円の麺の上に50円プラスでどっさり野菜天(ナスとかカボチャとか芋とか5種)乗っかってくるんですねー。たった50円プラスでですよ。まあ、これが始めっから430円ですっていわれたらああ、そうかいなて感じですが。サクサクして美味しいコロモです。麺はややウエーブのかかったグニュ系。
 で、ここで気が付いた。私はあんまりザルうどんが好きではない・・・。だって、つけ麺なら釜揚げの方がインパクト強いし、冷たいのならそうめんの方が食感がいい。特にウチの方は「おがわ」の細切りうどん級の太さの半田そうめんの産地だし。冷たいつけ出汁ってイマイチ美味しくないんだわ(一般的に)。まだぶっかけのほうが天かす盛ったりレモン絞ったり工夫ができる。新興のうどん屋さんで、ぶっかけをお勧めメニューに挙げている処が多いのも、ある種「ザルうどんの限界」ってのが遠因ではないかとニラんでいるのだがいかがなもんでしょう。
 「善や」のところで「ザル食うくらいならぶっかけ」って書いたからって訳でもないが、この日の最後は屋島の西「かしむら」で玉子入りぶっかけ。暖かい方ですけどね。「うどん馬鹿一代」なんてビシッと暖簾に書いてあるので「勘違い頑固親父」のちょっと怖い店かと勝手に想像しておそるおそる入ると、拍子抜けするほど明るくにこやかな雰囲気。感じのいい店内です。上げ下げのみのハーフセルフでしたが、緊張と緩和の大波に、うっかり水を入れたコップをクーラーの下に置き忘れてほんのちょっと後の人を待たせる失態。はずかし・・・。で、うどんの方はというと、暖かい上に夕方の遅い時間帯にもかかわらず、しっかりした麺、しっかりした出汁、よろしいがな。いつかまた、今度は平常心でお邪魔いたします〜。


 思いがけずに新規店情報。しかも上ネタらしい。場所は坂出。チョー特急で行って来ました。
 一軒目「八百屋まなべ」。そう、八百屋ちうか、食料品店なんですね、表から見る限り。タウンページでは「真鍋食料品店」となっております。で、店の横っちょに「うどん」の幟、その後ろの柱に「うどん 一杯一五〇えん」。だれがどう考えてもうどんやさんですな(笑)。入り口は本来商品の搬入口のようです。若干の勇気を持って突入すると、まさにそこは店の片隅。食品やら日用雑貨の棚が目の前に。箸立てなんでしょうか、中をいくつかに区切った長方形の箱。「舌代 うどん150/・・」が逆さまに書き込まれてて笑えます。こんな所に客来るのか?という疑問はさぬきでは野暮。次々とは行って来る客は、カウンターの上の総菜(本来量り売り用?)取ってうどんとご飯(120円)注文して食べてます。これは怪しくそして素晴らしい。まさにさぬきの日常の1ページであります。
 次「きたばやし」。「まなべ」から駅方面にむかってすぐ。ありました、思い切り手書きな看板。酒屋さんの2Fです。中はどう見てもスナックかラウンジか喫茶店かなにか、そんな感じ。でもって、ここもかけ150円、天ぷら50円(!)うー、高級なのか庶民的なのかよくわからん。メニューには「コーラー」「チュハイ」「ゆざめうどん(?)」といった楽しい名前が並んでおります。店の奥に席を取ってしばらく待つと、きっちりお盆にうどんと、別皿で天ぷらを乗せて持ってきてくれました。できたてに当たったか、わりとしっかりした麺で、出汁も好感度大。いや〜、たしかにどちらも極上のネタでしたなあ。
 続いて「日の出」。数少ない製麺所で直接食べられる所ですね。商品の搬出口の左に事務所、そこで注文して無造作に置かれた横っちょのテーブル(会議机が一個だけ)でいただく。そのままに醤油のみ。工場の人が「もう作り置きしかないんですけど、それでよければ・・・」とのことですが、昼すぎていたので仕方ないです。って、出荷寸前の袋入りを破って出してくれてるような・・・。量も多い。2玉入りか? 一杯100円。一口食すと、おー、なんかぐにゅぐにゅ系で面白い食感。これは濃い口醤油より薄口か出汁掛けたらもっと引き立ちそうだな。とかなんとか思っているうちにも傍らを出荷の台車があわただしく出入りする。よろしいな、この雰囲気。同市内の「上原製麺」といい勝負。というか、この界隈、他にも「みおぐち」とか「兵郷」とか、ほんま、怪しい店のオンパレードでございます。


 明けましておめでとうございます、ってなことを明らかに桜の咲く頃にしたためています。
 新年一発目はどこにしようか、初詣のついでにいくとなると・・・といろいろ考えて、リスクの大きい新規店より、ここは実績のS級店だな、と。正月休みの状況も加味して浮かんだのが「長田」。いまさら説明するまでもない「長田」の味でしたが、これが最後の「旧・長田」のうどんになろうとは想像だにしませんでしたなあ。ある種の天の声だったんだなあ、あれは。「長田・閉店」のニュースが全国を駆けめぐったのは(地元TVのニュースでもやってた)それから半月後・・。