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ライザンバー II
メーカー:データウエスト
機種:PCエンジン CD−ROM
ジャンル:横スクロールシューティング

 1991年発売。戦闘機「エリミネート・スキャナー」を操り全6ステージをクリアしていく、横スクロールシューティング。自機は瞬時に移動スピードを8倍まで加速させる「オーバー・ブースト」を駆使し、敵の攻撃をかいくぐっていく。



洗練された凶悪難易度
 何に書いてあったかは忘れたが。実戦で有効な必殺剣とは初見で絶対外れない太刀筋らしい。まぁ一発で仕留められるんだから強いに決まってるんだが、2の太刀以降を出すと見切られる恐れもあるからだと言う。

 本ゲームのザコの攻撃は正に”ソレ”なのである。何の予備動作もなく、画面外より高速で飛来したかと思うと避けるヒマもなく不規則な軌道で自機に体当たりをかまし、去っていく。まるで暗殺者である。派手さなど全く無い、ただ冷徹に機械的に効率的に自機を屠り去ろうとする。初プレイなんぞ、あまりの唐突さに呆然としてしまうであろう。何度も言うが初見で回避など不可!あまりの敵のガチンコぶりは「難易度設定がバグってる」と思える程の凶悪さだ。それでもパターンで何とかなるかもしれないが後半の面になるとランダム要素が混じり始め、パターンさえも拒否してしまう。



オーバー・ブースト
 その凶悪な敵の攻撃に対抗できる唯一の武器が「オーバー・ブースト」という回避手段である。Iボタンを押している間、自機の移動スピードを超加速させるシステムであり、ブーストゲージ分だけ使用可能。ブーストゲージを振り切ればオーバーヒートし、一定時間で回復するまで使用不可というのがおおまかな概要である。使用制限もそうだが、決して万能なシステムでは無く、使い慣れていないと敵や障害物に突っ込んでしまうのがザラというとんでもないシロモノでもある。画面上でより良い「立ち位置」に素早く移動するために使うのにはストレスは無いが、咄嗟に使うと、自滅の恐れもある諸刃の剣なのである。

 派手さは無いが陰険で凶悪な敵の攻撃。まったく威力の無い自機武装。そしてゲームの肝が回避手段。大変ストイックなゲームと言える。だが、そのストイックさ−−派手さを一切排除し、雑魚一匹に対しても「刹那の見切り」を強要するゲーム性−−は、まさに一手一手が命の取り合いとなる真剣勝負だ。後半面でのパターンが排除された攻撃の最中、瞬時の閃きと共にラグ無しで超高速移動する自機。そこに、この「ライザンバーII」のゲーム性と演出が全て叩き込まれているのである。



美しさと力強さと
 また、独特の映像と音楽の美学もライザンバーを語る上では外せない。敗退感漂う色彩が彩る背景。「鉱物生物」と名付けるのが相応しい有機物とも無機物ともとれる、異端な敵のデザイン。そして、ぬぐえぬ悲壮感が漂う中、揺るぎ無き闘争心を奮わせるロックバラード調の音楽が素晴らしい。特に全ての効果音が消え、無限とも感じられる敵の巣窟を、ただひたすらに高速スクロールで駆け抜けていく最終面の美しさは、今なおして色あせることはない。

 「オーバー・ブースト」というシステム上、パターン型のゲームにしてもそれなりの面白さが得られるはずなのに。あえてランダム性を加味し、難易度の高騰と引き替えに、至上のゲーム性を与えた本作品は、横スクロールSTG史上において燦然と輝く作品だと私は信じている。




ライザンバーIIプチ攻略

 「最終面よりムズい!」「絶対バグってる!!」と巷で話題騒然のライザンバーII4面。多くの人がここで詰まってしまっているので、ちょいとカンタンな攻略を載せます。

 基本事項として、4面は処理落ちがひどくなり、連射装置が効かなくなります。そこで、PCエンジンパットの連射速度を最高段階から一段落として、2段階目にして下さい。これで4面道中も連射が効きます。
 武装は高攻撃のライトニングボルト(緑)を前方向で。

 さて、まず障害物で跳ねまくるボール状の敵は、ゲルを薄皮一枚隔てて攻撃します。

固いッス!
 こうね


 これで、敵の体当たりを防ぎながら、安全に攻撃できるワケです。まぁ、他の敵の攻撃も混ざるんで、あくまで基本的な倒し方です。


 次にゲルを食い破って自機を追いかける、戦闘機型ザコ。
 こいつは、動きを円として捉え、その円の中に入って避けます。

引きつけて〜
 こーゆーカンジで円(赤線)をイメージし


あ、ひょい。
 円の中へ(青線)。ついでに攻撃。


 この後、自機が円の中にいる限り、敵は自機を中心に円運動を繰り返します。できれば、避けると同時に撃破が好ましいです。
 戦闘機ザコは一定以上、曲がることができないため、このような動きになります。この円のイメージがきっちりできれば、複数で襲われても安全に、いざとなればオーバーブースト無しで避けられます。

 これらを踏まえて、蛇状の敵はある程度出現位置を憶え、完全無視。戦闘機ザコ優先で破壊します。ボールザコは画面内の敵が少なく、余裕があれば破壊、ただし自機のいる空間と隔離されてない場合は無視。画面上に敵が多い場合は無理をせず避けに専念して下さい。各ザコは時間で自動消滅します。

 破壊できるザコはテキパキ破壊し、常に余裕を持って先読み行動。オーバーブーストは極力短く発動させ、無駄遣いはしないで下さい。ただし、近距離でボールザコを回避する時は大きく動いた方が良いです。