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マクロスVF−X2
メーカー:UNIX
機種:PS
ジャンル:3DSTG

 1999年発売。地球統合軍の特殊舞台「VF−X レイヴンズ」の活躍を描いた、TVアニメーション「超時空要塞マクロス」を題材にした3DSTG。前作同様、ロボット形態、飛行形態、そして中間形態へと可変する自機を操るほか、第三者視点とも言うべきヴァリアブルビューを採用している、


  ・キャラゲーという名の呪縛
 
え〜〜、アインハンダーに引き続き、これも世間様の評判はかなり悪いです。ではこのゲームの悪い点を挙げてみましょう。1、カメラ視点がクルクル回ってとても見れたもんではない。2、背景が静止したままで「飛んでいる」感が希薄。3、操作性が複雑過ぎる。以上の点が上げられます。

 1、2に関してはこのゲームが「ドッグファイトに特化している」フライトシュミレーター故の欠点でしょう。視点はひたすら敵機を追いかける特異な視点なため、自機の状態に関わらず敵機の動きでグルングルン動きまくります。しかし、これは実際のドックファイトにおけるパイロットの空間把握を視覚した映像のため、自機の状態が把握されていれば死角というものが無くなる理想的な視点で、上手く自機を操作できるようになれば視点の動きは落ちつきます。また背景の静止にしてもドッグファイトに集中していれば気にならなくなります。何より通常、ドッグファイトは地上が気にならない程の高高度で行われているため、背景の静止はある意味リアルといえるでしょう。(演出的にはマイナスだが)

 3に関しては・・・、ロボゲーならありがちなことなんでカンベンして下さい(笑)。



  ・「ヴァリアブル・ファイター」フライトシミュレーター
 このゲームはロボゲー、キャラゲーにカテゴライズされるべき物ですが、フライトシュミレータとしての感が非常に強い内容です。毎作戦ごとのブリーフィングでは大量の資料が画面に提示され、作戦名及びコードネームもつけられます。(ちなみに作戦名は「Singin’ In the rain」や「King&I」といった映画を基にしたモノ、映画をネタにした会話もゲーム中で交わされる)パイロット同士の会話も専門的で筆者は何気に理解できないほどです(笑)。戦闘機も旧型だが扱い易いモノから完全エースパイロット仕様の操作性難な機体。A−6イントルーダーを彷彿とさせる攻撃機から、周りの高層ビルごと目標を破壊する爆撃機(特殊ミッションのみ使用可)まであり使用機体のバリエーションも豊かです。



 
  ・変形そのものをアクションとして
 さ・て、マクロスと言えば変形。いままで変形する自機のゲームはありましたが「状況に合わせて武装を換える」もしくは「戦闘状態or移動形態を換える」といったものでした。しかし!VF−X2では変形時に敵機をホーミングするため、チェイス時に敵の急旋回に合わせて変形させて自機も急旋回させるといった使い方を行います。本ゲームの敵の中にはどー考えても慣性の法則をムシした動きをするやつがいるので、この動作は必須。まるでヒール・アンド・トゥでギアチェンジをするが如くの特異な操作感が楽しめます。



    
・3D空間認識力開発ソフト
 と、まぁ良さ気にゲームを紹介してきたワケですが・・・・。本ッ気でこのゲームは難しいです。始めに述べた難解な視点に、変形に合わせ通常の3倍の情報を覚えなければいけない操作。この2点がプレイヤーをかなり苦しめます。しかし、それだけにそれらの苦痛を乗り越えれば多くの快感を得ることができます。製作者もプレイヤーの3次元空間認識を養う人間開発ソフトくらいのノリで作ってますので、かなり「付き抜けた」ゲームと言えます。「ゲームで人の頭がバカになっていくのを見たくない。」本ゲームの総監修をなされた方が言ったセリフがそれをよく体現してます。






飛装騎兵カイザード
メーカー:メサイヤ
機種:PC−エンジン Huカード
ジャンル:SLG・RPG

 1990年発売。ロッボットアニメを模した内容で、敵、味方含めユニットの殆どがロボットである。ステージ数10、使用可能ユニット7とボリュームは少ないが、当時はまだSLG・RPGというジャンル自体が希少だった状況においてマップ兵器の概念、少数対多数というシュチュエーション、戦闘時の多彩なキャラの会話とかなり先進した内容。



・【衝撃】スパロボはカイザードのパクリだった【事実】(2ch風)
 といったサブタイは冗談として・・・。冒頭にも書いたが、とにかく革新的で驚かされる。特に当時は大戦略といった同数同士のユニットによる戦術的なSLGが多い中、少数で多数を蹴散らして行くドラマチックな内容は非常に珍しい。これでファイアーエンブレムやスパロボより発売が先というのだから製作者の先見の目はかなりのものだ。

 味方ユニットは7体だがまさにRPGと言わんばかりにその用途がはっきりしている。オールマイティ型、遠近距離攻撃型のほか防御補助といったユニットがあるのが面白い。さらにユニットの特徴はパラメータ的な変化に留まらず、移動後に攻撃できないもの、攻撃後にも移動できるもの、接近戦用のユニットなど移動→攻撃→移動が行え、ユニットによりまるで運用方法が変わってくるのが面白い。また母艦にあたるユニットも攻撃ユニットの頻繁な修理と補給、脚の遅いユニットの運搬と同種ゲームに比べ非常に存在感がある。



・ライトなプレイ感覚
 また、SLGでありなが非常にプレイしやすい環境も特徴的だ。ステージ自体が10という時点で100近いステージが存在する最近のSLGに胃もたれに近い感覚を持っていた自分には大変、好感が持てた。自機の成長も攻撃の命中率と回避率のみと判りやすい。攻撃時に挿入される戦闘画面は設定でカットできるのはモチロン。通常時でもボタン一つでカットされるのもありがたい。その上会話シーンまでもがカットでき、ザコの掃討や最プレイ時のストレスが軽減できる。難易度も低めなため、サクサク進めることができるのも特徴だ。ただ、難易度に関しては、人によっては簡単過ぎるかもしれない。正直、ラスボスが攻撃力重視のユニットの攻撃2発で落ちたのには引いた。



・戦争も楽しんでやるのが大事だな(ジャン・エバラ談)
 以上のように名作とまではいかずとも、佳作的内容の作品に思えるのだが、本ゲームをプレイした人間の感想は(良くない意味での)B級作品である。それは、ゲームの随所に込められた稚拙な笑いが大変、鼻につくからである。戦闘時、味方がランダムでセリフを言うのがいいが「宇宙にカエレ!」だの「LOVE&PEACE」だの気のぬけたものばかり、ジャン・エバラといったキャラにいたってはその名前にかけているのかヤキニクヤキニクとくどいばかりに発言する。これが通常戦闘時だけならよいのだが、敵将校がサルのような発言を繰り返したり、裏切った仲間がまるでドラえもんのスネオの如きの発言をするに至ってはあきれるのを通り越して腹が立って来る。まぁ、最初からそういったB級作品としてプレイすれば面白いといえば面白いのだがストーリーがマジメだなけに残念な点である。






装甲姫バルフィス
メーカー:戯画
機種:Windows(18禁)
ジャンル:ACT

 1999年発売。TeamBaldrheadによるバルドシリーズ第2段。自機「GIGAS」はヒートコンボと呼ばれる兵装の組み合わせを4種類、スペシャル技を4種類それぞれカスタマイスでき、敵GIGASUと見下ろし画面で1対1の戦いを行う。



平面と言う名の死線
 Baldrシリーズ。18禁ゲームでありながら、そのゲーム性へのファンが多く、現在も続編を重ねているアクションゲームです。2Dゲームでのスピード感を表現しながらも、「ヒートコンボ」と呼ばれる連続攻撃を主軸にした自機カスタマイズシステムはSLGに匹敵する奥深さを持った戦略性を有しています。特に通常戦闘が俯瞰画面で状況が確認し易い上、常に敵の方向を向く自機に、敵方向に高速接近するショートダッシュがあるため回避と攻撃に全神経を集中させることができます。操作方法も極力、簡略化されており初心者でも少しの慣れで超高速戦闘が楽しめます。



ボタン1つで壮絶コンボ
 本作はあらかじめ「ヒートコンボ」という連続攻撃を設定しておきます。12の覧の中に攻撃やアクションを順序ずつ並べて設定したおけば、ボタンを連続で押すだけでその攻撃が出るという寸法です。無論、ただ出すだけでは、技のスキが大きかったり、敵を吹き飛ばしてしまい次の技が繋がなかったりします。さらに技自体には「ヒート量」が設定しており、これが一定値の収まっていないと最期まで技が出ません。これらを考慮し技を設定しなければなりません。技の数は全シリーズ中最多で、「ジャンプ」「空中浮遊」といった技を繋げるためのアクションも有るため、多彩なコンボが設定できます。因みに技は敵が使用したものが入手できるようになっていき、必要ヒート量も敵の使用により減っていきます。これらはまるでRPGでレベルを上げたり、アイテム収集の感覚があり、そういった点でもゲーム上での楽しさがあります。

 戦闘は前述の通り2本先取の格闘ゲーム風。このゲーム、武器同士の相殺が無く、ガードもヒートゲージを消費してしまうため、ひたすら敵の攻撃の回避に集中し、スキを狙ってヒートコンボを決めていくことになります。少し単調と言えば単調ですが、コンボが極まってくると3〜5発で敵が撃破できるようになるため、まるで真剣勝負のような獲るか獲られるかの緊張感溢れる戦闘が楽しめます。



融通の利かない?育成
 さて、このゲーム1週間単位の育成SLGの様にゲームが進みます。月曜〜土曜日の間で技集め及びヒートゲージ減らしのサコ戦や自機のパワーアップが行えますが「ザコとの戦闘」「技の購買」「装甲、体力といった自機の基本パラメータのパワーアップ」の3つは一日に1つしか行えません。特に買い物で一日を潰すのは非常に融通が利かずストレスを感じる部分です。また、敵の種類や使用する技が少々ランダムで欲しい技が中々手に入らず、例え敵が持っていたとしても、技を出させないと意味が無いため、ずっとガードを行い技が出るのを待たなければいけないという点も、ストレスの溜まるトコです。
 しかし、そのランダム性のお陰で武装を持ち越せる2ndプレイ移行が楽しめ、さらに激強の乱入キャラが増えるなど、長く遊べる趣向が凝られれております。他シリーズと比べてストーリー部分が薄い本作ですが、十分に楽しめる内容でしょう。






バルドバレット
メーカー:戯画
機種:Windows(18禁)
ジャンル:ACT+ADV

 2000年発売。TeamBaldrheadによるバルドシリーズ第3段。前作とは打って変わり1対多数の戦闘がメインとなっている。お馴染みのヒートコンボも3っつのボタンに武装を振り分けることにより、使い勝手がより良くなった。



鉄と拳と硝煙。
 「バズーカからのタックルへの連携は基本。」「サバイバルは適度な遠距離武装と防御兵装が必須!」「総ダメージ400突破!」「パイルバンカーに注意しろ!」「最後にモノを言うのは集中力!」。2000年当時、某総合掲示板における本ゲームをテーマにしたスレッドの書き込みの一部である。どーだろ?とても世間一般に「エロゲ」と呼ばれるジャンルに対する書き込みとは思えない。バルドバレット、そのゲーム性がプレイヤーを魅了するのは重機として重厚に、冷徹に自機が描かれながらも、ありありと感じさせられるそのありあまるスピード感だ。多数の敵から発射される更に多数の弾丸、ミサイル、光学兵器etc、etc・・・。その膨大な攻撃の僅かなスキを感覚にたよりながらローラーダッシュで回避。更に微分化された刹那のスキを見つけ出しホーミングダッシュ”ショートダッシュ”により肉薄強撃連携破壊すかさず離脱回避強冷肉薄。前作のバルフィス同様、自機のセットアップには頭を悩ませるが、一度戦場に出てしまえば次々と出現する敵にひたすらコンボを叩きつけるのみ!肉弾戦のみならず「爆風で仰け反らせ、吸着地雷を百烈拳のように張りつけて打ち上げアッパー打ち落とし衛星レーザー落下地点に地雷!」とロボットらしいハイブリッド何でもアリコンボも爽快感を加速させる。



独自性に溢れた自機アセンブラ
 以上のように単純明快な感覚をもつゲーム内容ですが〜、非常に戦術的で良い塩梅に知恵熱を誘ってくれる部分があります。それが自機の武装の設定。前作より武装の種類は減りましたが、本作では「対ザコ武装」「防御兵装」「遠距離戦用武装」と、単体の敵に強力な近接攻撃のコンボのみ必要とされた前作と違いその選択は多岐に渡る。また、武装の設定方法も独特。A,B,Cの3つのボタンに「近距離」」「遠距離」「ダッシュ中」「ショートダッシュ中」の4つの状況に対応させ装備。格ゲーのような感じと言えば判りやすい?これにより多くの状況で適切な攻撃が素早く出すことが可能になった。さらにボタンを連続で押せば連続で装備された武装を繰り出す「ヒートコンボ」が発動。これまた4つの固定されたコンボしか設定できなかった前作とは大違いで、ザコ用のコンパクトなお手軽コンボから対ボス用の全武装総排出コンボ、さらには対空コンボまでその気になれば設定により使い分けることができる。オマケに武装開発とレベルの概念と、もう女神転生の邪教の館で一日を過ごすが如く、ガレージで装備とテストプレイのトライ&エラーでプレイ時間の殆どをもってかれるコト請け合いですな。



ADVパートの有意義性
 さて、本ゲームはADVパートがございます。ココでストーリーが語られるんですが、ストーリー自体はチグハグとゆーかちょいと未消化な部分がみられ、あまり誉められた内容ではアリマセン。しかし!そんなことがゼンゼン気にならないホドにキャラや設定、雰囲気作りが極・上。特にキャラは共に戦う戦友は無論。ロボモノお馴染みの整備兵や衛生兵、部隊経理にいたるまで人物像が巧く作られています。個人的にはサイボーグ兵のフェイと整備兵のヨンハのやり取り、そしてロボゲー史上においても稀有に漢気あふるる「背中で語る」隊長カニンガムがも〜〜メロメロでヤンス。主人公も実にプロフェッショナルな描かれ方をしておりかっこ良さ抜群。ルートにおいては「最強の戦士が強さ意外のモノを取り戻す」物語が展開し、まるで装甲騎兵ボトムズを彷彿させます。

 総合的なゲーム性は続編の「バルドフォース」が優れてますが、ミリタリーものとしてのカッコ良さ、サバイバルモードの緊張感と十分プレイする価値アリ。特に「エロゲーはちょっと・・・」なんて感じる方はその考えが先入観に過ぎないと感じさせてくれますヨ。






バルクスラッシュ
メーカー:ハドソン
機種:セガサターン
ジャンル:3Dアクションシューティング

 1997発売。飛行形態へと変形する自機を駆り、ステージ内の数個のターゲットを破壊したりして最後に登場するボスを倒していく。特徴的なのがNAVIシステム。女の子のナビゲーターを7人の中から選らんで搭乗させることGSでき、ゲーム中ではターゲットやボスの位置を教えてくれる。



・難解さゼロの軽快なゲーム性
 
「ギャルゲー」。時代がセガサターン、プレイステーションといった次世代機に移り変わろうとした時機に生み出されたパンドラの箱と言えるでしょう。今だ魔物達を世に出しつづける巨大なツヅラをベクトル的に間逆方向を行く「3Dロボゲー」と結びつけた怪作がコイツです。飛行形態に変形するロボットにヒロインをナビゲーターとして乗せ戦闘をこなす。サターンのショボイポリゴン画面を差っ引いてもヒジョーに怪しい一品に聞こえるでしょう。し・か・し、コイツは面白い!3Dゲーム部分がとても丁寧に作られてるのである。

 上にも書きましたが、画面はお世辞にも綺麗とは言えません。が、自機をあえてポロゴンでは無く平面のドット絵で書いているお蔭で、スピーディに動かせます。敵は画面外から攻撃してくることが殆どないので、3Dゲームに有りがちな視点の鬱陶しさも無し!!飛行形態においても非常に低速で、しかも左右にほぼ並行に移動ができこれまたストレスが皆無。かのように「いかに軽快に操作できるか?」が追求されたゲーム内容は気軽にプレイが可能です。

 またボス戦も圧巻。頭悪いくらいに巨大なボスが各面に登場し、なんかもう怪獣と戦っているような錯覚さえ起こさせます。



  ・聞いてて楽しい(?)ナビゲーション(??)
 単純に3Dゲームとしての面白さも十分ですが「ギャルゲー」の部分も手抜かりありません。ヒロインは全8人。「ゼノサーガ」の夏目久仁彦デサインで、声優も「エヴァンゲリオン」で伊吹マヤ役の長沢美樹というかなり「突いた」トコロを使用するなど、環境回りはグッ。ナビゲートボタンを押すと彼女らがターゲットの方向を言ってくれるのですが、同時に画面に矢印がでるので「声」自体は不用といえます。しかし、ダメージ時やアイテム入手で喋る他、プレイが続けばほっといても喋ってくれるのですが、これがどれも個性的で「何でやねん」的にツッコミ所満載!聴いているだけで楽しいのです。いなかっぺ大将みたいな涙を流し「お家に帰りた〜〜〜い。」と叫んだり、唐突に「ねぇ、どんなファッションが好みなのかなぁ」と聴かれたりと戦闘意欲を削がれること請け合いですが演出重視の温めの難易度とうまく融合し、不快感を感じません。

 また本ゲームは最終的な得点でオマケのイラストを入手でき、しかもプレイ毎にナビゲータに経験値が溜まり、ナビゲートの内容も変化。ゲーム内容に深くギャルゲー要素が結びつきプレイもあきません。



 
  ・それでいいのか?主人公。
 で、最後に少し問題点。と言うかブラックジョーク的なことなんですが〜〜〜。実は敵に主人公に幼馴染がいるんですね。まぁ、ちょっとネタバレになるんで伏せますがエンディングが「それでいいのか?主人公!!」と思わずつっこみたくなる内容でして。まぁ、ここいらヘンをマジメにしてないのがこのゲームのいところなのですがね。