【家畜 続:芙蓉の顔】
…男… 餌の臭い…
その肉 頂戴
喰いたい 貪り喰いたい
誰にもあげない みんな、あたしのモノよ
ね、そうでしょ?
哀しい反応でございます。
女芯は潤って滴り落ちる涎
教えられたものは、極上の舌使いと極上の雌器
口唇に、生き餌を咥え込み
白濁液まで吸い尽くすのでございます。
旦那様は、この方を
このように愛育なさりたかったのか?
本能に犯されていく理性が
時折、呟くのでございましょう。
…このまま屠殺して…
視線の先には、旦那様の お優しい笑顔
幾度となく逃げ出し 捕らえられ
骨に通された鼻繋よりも
微笑を浮かべた、その美しい顔が
痛々しく感じられるのでございます。
そして この夜、私が
目にした光景は、何時にも増して....
〜家畜〜
人間が生活に役立てるために飼育する動物
牛・馬・鶏・羊・豚・犬