
【鮎の写真】
この鮎は、琵琶湖産種苗を特殊育成した通称『天然仕上げ』と呼ばれている養殖アユです。
大きさは市場が好む80gです。背鰭と尾鰭の間に、アブラ鰭と呼ばれる小さな鰭があること、
頭のすぐ後ろに黄色の紋(おいぼし)があるのがアユの特徴です。
本州以南の川に生息するかなり一般的な淡水魚です。
また外国では、朝鮮半島の中国国境付近の川にもいます。
琵琶湖には海に下らない陸封されたアユがいます。通常、湖産アユと呼ばれています。
また、奄美大島以南は琉球アユと呼ばれ、本州のアユとは少しだけ異なります。
秋に川で産卵、孵化し、冬、仔魚期には海でくらし、春には稚魚になって河川に
上って成魚に成長します。成長すると200g〜400gほどの大きさにもなります。
水底の水苔などを主食にしているため、スイカのような香りがすることから香魚の
名前もついています。
漁法は、アユのなわばりを持つ特性を生かした友釣りが有名です。
調理法は、塩焼きが一般的です。(このページにも他の料理法を紹介しています。)
最近は、各河川の荒廃が著しく(ダムなど)、成魚の成長が悪かったり、産卵した卵
も腐ってしまうこともあり、生息数が少なくなっています。そこで、琵琶湖産アユや
人工種苗アユを放流しています。
【参照】
学名:Plecoglossus altivelis Temminck et Schlegel
硬骨魚綱ニシン目サケ亜目に属し1科1属1種。
栗原さんのHPに「コアユと大アユ」の解説があります。
人工鮎、湖産鮎、海産鮎の見分け方は概ね鱗の荒さで見分けられます。
つまり、鱗の大きい順に、人工>海産>湖産になります。また、最近では
DNA鑑定の技術が進歩していて、これを使えば簡単にわかるそうです。
学名のPlecoglossus(プレコグロッサス)は「ひだになった舌」、altivelis(アルティベリス)は「帆を張ったような高い背びれ」を
意味するのだそうです。(注1)
(注1)『海のはくぶつかん』1997年5月号 「アユの生活を遺伝子で追跡する その1」沼知 健一
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